松下組の人
interview
たった一人の
女性技術者として
向き合うべきは
「人」。
圧倒的に男性の多い建設業界で、森山さんは専門学校を卒業後、建設業一筋。松下組でも唯一の女性監督として、日々「ものづくり」の現場を支えている。
舗装課
森山 由希
Yuki Moriyama
- 出身地
- 水俣市
- 出身校
- 水俣高校
- 入社
- 2011年
- 取得資格
-
1級土木施工管理技士、
2級舗装施工管理技術者、
2級建設機械機工技士
所属や役職は、2019年11月時点のものです。
最初に就職した福岡の会社は足場施工の会社で、現場というより内業の仕事でした。それから地元で土木の仕事に携わり、舗装業の仕事に興味を持ち、松下組に入社。舗装は比較的作業時間が短期間なので、大体1週間から10日くらいで工事は終わるんです。新設の道路は2カ月弱くらいかかりますね。
現在は現場作業員とともに現場に出て、国道・県道・市道などさまざまな道路の舗装工事を行ったり、監督として工程の打ち合わせやお客様とのやりとりなどを行ないます。現場が始まると、天気で現場が左右されるため、早朝から電話連絡などが相次ぎ、なかなか熟睡できない日が続きますね。ただ、どうにか工期内に仕事を終わらせて、着工前の写真と比較をしながら竣工写真を撮影するときの達成感はひとしお。新設舗装が終わったあと、道路の表層のきれいな仕上がりを見ると、いつもグッときます。ひと目で「道路が新しくなった!」と感じるあの瞬間はたまりませんね。
舗装工事は一人で進めていくものではなく、たくさんの「人」と向き合う仕事。上司との相談・打ち合わせを密にして作業をしていくので、今のところ大きな失敗はありません。ただ、上司は知識・技術ともに舗装工事のスペシャリストなので、学ぶべきところはたくさんあります。一般的に建設業界は圧倒的に男性が多い業界ですが、わたしは、男性だからどう、女性だからどう…などというところをあまり意識したことはないですね。その点で挑戦を躊躇される方も多いかもしれませんが、大丈夫。何とかなるものです!(笑)。
「好き」を極める
趣味人と
仕事人のバランスを
とりながら
徐々に進む社内改革の変化を肌で感じながら、大事にしてきた趣味の時間を思い切り満喫。プライベートも仕事も、マイペースに。バランスのとれた毎日をおくるように意識している。
入社9年目になりますが、最近会社がどんどん変化しているな、と感じる部分が大きいです。有給も取りやすく、残業もかなり減っていると思います。資格手当の金額がアップしたのもうれしいですね。せっかく頑張って取得した資格なので、また頑張ろうという励みになります。また、現場のことで行き詰まったときも、以前より先輩や上司に相談しやすい雰囲気ができています。私は現場を一任されている身でもあるので、自分が信じた方向に進んでいけるよう後押ししてくださるのがありがたいんです。先輩方がいてくださるおかげで、この仕事を続けられていると思います。
自分としては、ここ数年で特に仕事とプライベートの切り替えがスムーズにできるようになっている気がします。年を重ねて図太くなったのでしょうか(笑)。基本じっとしていられない性格なので、休日はとことんアウトドア派。夏は海や川でSUPを楽しんだり、山登りや、家族でのキャンプも大好きなんですよね。職人としての仕事も、ずっと大切にしてきた人生の楽しみも、家庭も、バランスよくとりながら、自分らしくやっていこうと思います。
5年後、
なにしてる?
What are you doing
5 years later?
舗装機械全般の運転ができるように、マルチな職人になりたいです。1級舗装の資格も取得したいですね。20代から続けている「競船(せりぶね)」では、地元・水俣で女性チーム(こぎ美ちゃん)に所属して頑張っています。もっとレースに挑戦して、勝ち進みたいですね!