松下組の人
interview
創造的復興の
最前線で
道なき道に、
道をつくる。
2016年4月に発生した熊本地震では、熊本・大分間を結ぶ国道57号において甚大な被害が発生。その大規模な災害復旧事業であり、国道57号の新ルートとして建設が進められているのが「二重峠(ふたえのとうげ)トンネル」だ。松下組からは土木課の津々木さんが、その復興の最前線に立っている。
土木課
津々木 滉大
Kodai Tsutsuki
- 出身地
- 水俣市
- 出身校
- 水俣高校
- 入社
- 2015年
- 取得資格
- 2級土木施工管理技士
所属や役職は、2019年11月時点のものです。
もともと建築や土木に興味があったことと、地元に残って働きたいという気持ちが強く、松下組に入社を決めました。入社以来ずっと土木畑。現在は、阿蘇と大津を結ぶ全長約3.7キロの「二重峠」の貫通工事に関わっています。2019年の2月には無事に貫通し、2020年度内の開通が予定されています。復旧ルートは、物流や観光、災害への貢献など、あらゆる人、ものをつなぎ、運ぶ命の「道」として大きな役割を果たすものです。会社から推薦されて、やらないという選択肢はありませんでした。地元を離れての仕事に不安もありましたが、とにかく何でも吸収して頑張ろう、という気持ちでここに立っています。
トンネル工事に関わるのは初めてで、もちろん僕以外は全員が経験者。本当に最初はわからないことしかなかったですが…2年をとおして、少しずつできることが増えてきました。今回の事業は3社協同で工事を行なっているのですが、すべてが勉強という感じで、自分自身の視野が随分と広がった気がしてうれしいですね。熊本県民としても、地元で「ものづくり」を行う会社の一員としても、若手ながら大きな復興事業に携われることはありがたいです。もともと趣味のツーリングで阿蘇にはよく通ってきたので、そういう意味でも貴重な仕事だと実感しています。
トンネル工事はあと半年で終了するのですが、ここで学んだことを、いかに次の現場で発揮できるかということを考えながらやっていきたいと思います。これほど作業員が多い現場も経験したことがなかったので、コミュニケーション能力もだいぶ上がったのではないかと思います。
土木技術の
プロフェッショナルとして
松下組を
引っ張っていけるように。
「道なき道に道をつくる」。そんな土木という仕事に魅せられ、自分に与えられた仕事に使命感を持ち、日々自分の成長を実感している。
いま週イチくらいで本社に帰っているのですが、帰ったときは、なるべく全員と笑顔で話すようにしています。会社の雰囲気、とても和気あいあいとしていていいと思いますよ! 個人的には、入社以来ずっと働きやすい会社という印象です。資格取得の手当もモチベーションアップにつながっていますし、労働時間の短縮なども、いま会社全体で良い方向に持っていこうという感じがします。
仕事で得た経験は、何にも代え難いものだと思います。本当に少しずつですが、成長できていると思うので。海の仕事、ダムの仕事、まだやったことないことばかりなので、これから松下組でどんな仕事が待っているか楽しみです。
5年後、
なにしてる?
What are you doing
5 years later?
資格をたくさん取得していたいですね。それから、自分の考え・採算のなかでひととおりのことがちゃんとできるよう、そして任せてもらえるような、一人前の職人になっていたいです。あと15歳から続けている「ドラゴンボート」のチーム活動を引き続き頑張ることと(日本大会優勝の実績あり)、家族を旅行に連れていきたいですね。